月7万円台の食費を2万円台に抑えることに成功。なんと5年間で1,000万円貯めたという主婦の“まとめ買い”メソッドとは――。
節約術などを発信するインスタグラマーのゆきこさんは、3人の子を持つワーキングママだ。以前は仕事帰りに子どもを保育園に迎えに行った後、1日おきにスーパーに寄っていたという。
「子どもはスーパーに行くたび、アイスやお菓子が欲しいと言うでしょう。それに騒ぐし、暴れるし、毎回ヘトヘトでした。それがいやで、休日に家族で買い物に行ったら、夫がおいしそうなおつまみが食べたいって言い出すし」(ゆきこさん・以下同)
目的以外のものなのに、つい欲しくなってついで買い。それぞれはほんのちょっとした出費にすぎないが、その“ちょっと”が積み重なり、ゆきこさん家族の食費は月7万円台に達したという。
「びっくりしました。贅沢に暮らしているつもりはなかったので。でも、これは事実と受け止めて、食費をイチから見直しました」
すると、その原因はついで買いだけではないことに気がついた。
「以前は、冷凍庫の底で小分け冷凍した豚肉が干からびていたり、野菜室の奥でトマトや大葉が腐っていたり。1日おきに当面必要なものを買い続け、在庫管理ができていませんでした。だから食品ロスも多くなり、もったいないことをしていました」
スーパーには誘惑がいっぱいだ。いつもよりちょっぴりリッチな食品や新商品を食べてみたい。特売品は買う予定がなくても「買わないと損!」な気さえする。悩んで迷って買った商品を、使い切れずに腐らせてしまった苦い経験は、だれにでもあるだろう。
ゆきこさんは食費を節約するため、1日おきの買い出しをやめて、食材は1人で週に1回、まとめ買いをすることにした。
「スーパーに行くたびについで買いをしていたので、行く回数自体を少なくすれば、ついで買いは減らせると考えました。子どもたちのおねだりもなく、ぐずる子どもをなだめる必要もありません。私1人ならプチ贅沢には見向きもせず、予算を守って買い物できます。いろんな意味で、買い出しの際のストレスが解消できましたね」
1人での買い出しだと、どこの店にでも自由に行けそうだが、どんなスーパーに行くのだろう。
「以前は少しでも安いものを買おうとスーパーをハシゴしていたこともありますが、疲れてしまって続きませんでした。また、激安スーパーも考えましたが、1週間おいしく食べられる鮮度も大切です。いまは価格と鮮度のバランスを考えて、新鮮な食品をそこそこ安く売っているスーパーを選び、毎週そのスーパーに行きます」