(写真・神奈川新聞社)公開中の新作「リップヴァンウィンクルの花嫁」は、国内で撮る実写長編の劇映画としては12年ぶりとなる。海外での活動に軸足を置いていたが、東日本大震災をきっかけに、あらためて日本を見つめ、物語の舞台とした。平和で豊かとされる日本。しかし、そこから落ちこぼれていく人々の存在は、無視され、抹殺されてはいないか-。この国を覆う空気を、かねてそう感じ取っていた...

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