(写真・神奈川新聞社)
人気グループ「EXILE(エグザイル)」のメンバーで、横須賀市出身の橘ケンチさん(37)とTETSUYAさん(35)が市の「盛り上げ大使」に就任することが決まり、5日に委嘱を受けた。任期は2年間。オリジナルダンスを市に提供するほか、市内外に横須賀の元気なイメージを発信してもらう。
橘さんは市立鷹取小、TETSUYAさんは市立森崎小をそれぞれ卒業後、中学、高校と市内の学校に在籍。2009年3月のEXILE加入後も故郷への愛着は強く、中学生のダンス普及の取り組みに協力したり、小学校でラジオの公開収録を行ったりしてきた。
今回も、特に横須賀の子どもたちのために貢献したいという2人の思いをくんだ形で、市が無報酬の「大使」ポストを新設した。
5日に同市小川町の市立諏訪小で就任式を行い、橘さんは「国際都市・横須賀を世界に発信したい」とコメント。TETSUYAさんは「猿島にステージを組んで音楽フェスをやってみたい」と夢を語った。
就任に先駆けて、横須賀の海の香りや景色などをイメージしたというダンスを考案。地元の子どもたち約50人がお披露目した。市は今後、運動会などで活用したい考えだ。吉田雄人市長は「さまざまな活動の場面で横須賀の名前を使ってもらえれば」と2人の発信力に期待を寄せていた。
市がゆかりの著名人を「大使」として起用するのは、07年の市制100周年に合わせた「横須賀大使」以来。市出身のシンガー・ソングライター渡辺真知子さんや俳優寺泉憲さんらがPRに一役買った。
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