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(写真・神奈川新聞社)

横浜市神奈川区の大口病院の点滴連続殺人事件で、横浜市は6日、同病院への臨時立ち入り検査を11日に行うことを明らかにした。事件当日の病棟4階の点滴管理や医師、看護師の勤務体制、ナースステーションの運用などについて確認する方針。

 

同日開かれた市会決算特別委員会で竹野内猛氏(公明党)の質問に市側が答えた。

 

市には事件発生前の7、8月、同病院内のトラブルに関するメールが寄せられていたが、市が病院側に事実確認したのは9月2日の定期立ち入り検査の際だった。

 

市健康福祉局は、今回の対応について11月にも設置する第三者委員会で検証するとした上で、現時点での改善策として「個別に対応すべきと考えられる情報にはできるだけ速やかに対応する」とした。

 

竹野内氏は「対応の遅れが大きな事件に発展する恐れがあるという危機感を常に持ち、今後の改善に真摯(しんし)に取り組んでほしい」と求めた。関連して質問した今野典人氏(民進党)も「病院の安全確保はこれまでの常識にとらわれず検討していく必要がある」と指摘した。

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