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(写真・神奈川新聞社)

 

バーベキュー(BBQ)の本場・米国の最高峰とされるコンテストで、チャンピオンに輝いた女の子がいる。神奈川県茅ケ崎市の小学4年、内山華那さん(10)。味や見た目、肉の柔らかさを競う大会のジュニアの部で、米国の食文化に和のテイストを加えたハンバーガーを作り上げた。米国人の舌をうならせたその味とは-。

 

「ハナ・ウチヤマ!」。10月29日、米カンザス州のサーキット場に名前が響く。カウボーイハット姿の華那さんは大きなトロフィーを掲げ、祝福する米国人とハイタッチを交わした。「びっくりした。まさか優勝するとは思っていなかったから」

 

米国内で年間数百ある大会の中で、「四大大会の一つ」とされる「アメリカンロイヤル・ワールドシリーズ・オブ・バーベキュー」。華那さんは、6~10歳対象のジュニアの部にエントリーした。

 

題目はハンバーガー。牛ひき肉を使用する以外、味付けやトッピングは自由で出場者の腕が試される。華那さんはバターを練り込んで焼いたパテ(肉)と、しょうゆと炒めたタマネギをバンズ(パン)に挟んだ。

 

「バターバーガーを作るVTRを見て、おいしそうだなって。タマネギは生で辛いとお肉の味をなくしちゃう。炒めてしょうゆを入れたらおいしくなると思った」

 

米国人が好む味を研究し、日本の食卓で親しんだ味付けに挑戦。審査員6人のうち2人が満点をつけるなど、すべての項目で高評価を得た。

 

華那さんは「同じハンバーガーでも、みんな違うレシピなのが面白かった。いろいろな人と料理したり、話したりできたのも楽しかった」と、白い歯を見せる。

 

初出場で手にした栄冠。それでも伸び盛りの10歳は貪欲だ。「来年はステーキ部門に挑戦したい」。その顔は早くも、王者から挑戦者へと変わっていた。

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