(写真・神奈川新聞社)
外見では障害があると分からない人たちが、手助けを必要とすることを知らせる「ヘルプマーク」について県は22日から、県内全市町村で配布を始める。希望する県民に無料で1人1個ずつ配布する。
ヘルプマークは、義足や人工関節を使っている人、内臓の機能障害がある内部障害や難病の人など、外見からは障害が分かりにくいことで必要な配慮や支援が受けられない人を対象にしたマーク。
赤地に白いプラスとハートのマークを施したデザインで、裏側にシールを貼り、緊急連絡先や自分の障害、手助けしてほしいことなどを書き込める。
バッグなどにヘルプマークを付けることで、電車やバスで席を譲られたり、災害時に支援を受けたりできる効果を期待している。2012年に東京都が考案した。
県議会や都から導入の提案などを受け、県は配布を決定。配布するマークは16年度1万個、17年度1万個の計2万個を用意する。
配布は各市町村の障害福祉担当の窓口や福祉保健センター、出張所・支所など。問い合わせは、県障害福祉課・電話045(210)4700。
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