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(写真・神奈川新聞社)

 

横須賀・逸見地区の活性化を目指して昨年10月に発足した市民グループ「コロボックルの会」の活動拠点が26日、横須賀市東逸見町の京急線逸見駅近くにオープンした。

 

同会は、逸見とその周辺の歴史、文化や自然などの紹介を通して地域の役に立ちたいと、定年退職した住民らで発足。逸見ゆかりの児童文学作家佐藤さとるさん(2月死去)の「コロボックル物語」シリーズで活躍するこびとにちなんで名付けられた。

 

拠点は、会員が提供した自宅倉庫を3カ月かけて手作りで改修、整備した。広さは6畳2間程度。徳川家康に仕え、この地を領地とした英国人・三浦按針(ウイリアム・アダムズ)や按針がモデルになったといわれるガリバー旅行記、コロボックルの舞台となった塚山公園の自然など、会員それぞれが長年研究してきたテーマを集めて、パネル展示などで紹介している。

 

会長は「地元にまつわる情報の展示や案内を行い、地域住民も、訪れる人も気軽に立ち寄って井戸端会議ができるコミュニケーションスポットになれば」と話している。

 

開館は31日までは連日、4月1日以降は土日・祝日のみ(平日は不定期)、午前10時~午後4時。入館無料。問い合わせは、同会事務局・桐ケ谷さん・電話090(5516)6487。

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