(写真・神奈川新聞社)
横浜・八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)に8日、マゼランペンギン82羽が上越市立水族博物館(新潟県上越市)から引っ越してきた。よちよちと行進する姿に、来園者からは歓声が上がった。
今回来たペンギンは体長60~70センチほどで、推定3歳から28歳。6時間余りの陸路の長旅をへて、午後2時50分ごろに到着した。飼育員から「お疲れさま」と言われながら水をかけられた後、海の生物と触れ合える「ふれあいラグーン」までの15メートルほどを行進した。
向かった先はゴマフアザラシ3頭がいるプール。警戒したのか、しばらくは周囲を見渡してばかりだったが、数分して1羽がプールに入ると、他のペンギンも続々と飛び込んでいった。
同博物館が休館したことに伴い、新施設が開業する2018年春までシーパラダイスで過ごす。「たくさんいるペンギンを楽しんで見てもらえれば」と話した同博物館の大淵祐介さんは、「上越ではたくさんご飯を食べていたので、横浜でももりもり食べて元気に過ごしてほしい」と“新生活”にエールを送っていた。
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