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(写真・神奈川新聞社)

 

母親が記者となり、子育て情報を発信する無料月刊紙「お母さん業界新聞」の横須賀版が今月、創刊した。従来の地域版から内容や情報量を拡充。全国的な取り組みの一環で高知版、静岡版などに続き4番目となる。母親記者らは「お母さんが仲間になれる輪が、横須賀でも広まるといい」と話している。

 

「お母さん業界新聞」は子育て支援事業を展開するトランタンネットワーク新聞社(横浜市神奈川区)が発行。同社が運営するウェブサイト「お母さん大学」に登録する母親が記者となる。

 

8ページほどのタブロイド判でカラー紙面。地域で子育てを頑張る人たちの紹介、イベント情報、母親記者らの子育ての日常などが掲載される。

 

横須賀版の編集長の田中清美さん(51)は2児の母。20年ほど前、海上自衛官の夫との結婚を機に兵庫県から横須賀に引っ越した。夫が航海に出て一人になることも多く、知らない土地での子育てに孤独を感じていたという。

 

子育てサークルなどを通して母親同士のつながりができるなか、「寂しい思いをしているお母さんの後押しがしたい」と、子育て支援ボランティアを経験。同じころに「お母さん大学」を知り、2011年から1枚紙の両面にモノクロで子育て情報をつづる「お母さん業界新聞」の「横須賀地域版」で記者を始めた。

 

仲間の母親記者も増え、7年目となった今年、「地域版」からグレードアップした「エリア版」の創刊が実現した。配布場所は市内全域で、公共施設や保育園などに置かれている。

 

横須賀版の母親記者は20代から50代の10人ほど。日常の何げないことを取り上げ、母親たちが共感する情報を発信することを大切にしている。田中さんは「お母さんが支援を受けるだけでなく、自ら動けるようになる支援ができたら」と話している。

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