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(写真・神奈川新聞社)

 

18歳未満の女子高校生らを宴会のコンパニオンとして派遣し接客させたとして、県警少年捜査課と小田原署は30日、労働基準法違反(危険有害業務の就業制限)の疑いで、コンパニオン派遣会社社長の男(72)と、共同経営者の女(62)=ともに小田原市飯泉=の両容疑者を逮捕した。

 

逮捕容疑は、共謀し4月14日から22日までの計3回にわたって、南足柄市の無職少女(17)と茅ケ崎市に住む私立高校2年の女子生徒(16)を箱根町のホテルでの宴会に派遣し接客させた、としている。

 

同課によると、ともに容疑を認め「派遣コンパニオンの人数に穴をあけると信用問題になるので働かせていた」と供述している。

 

両容疑者は2008年4月に会社を設立。主に箱根町や静岡県熱海市のホテルでの宴会にコンパニオンを30分3千円で派遣していた。

 

無職少女は15年5月ごろから、女子生徒はことし1月ごろから在籍し、月数回勤務していた。採用時に年齢の確認はなく、少女らは「客から年齢を聞かれたら20歳と説明するよう指示されていた。他にも18歳未満の子がいた」と話しており、県警が裏付けを進めている。

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