(写真・神奈川新聞社)
初心者でも参加できる神奈川県空手道親善大会が5日、平塚市大原のトッケイセキュリティ平塚総合体育館で開かれた。日本空手協会県本部の主催。県内42支部から371選手が参加し、幼年の子どもたちから高校、一般男子までの幅広い年齢層が日ごろの鍛錬の成果を披露した。
空手は2020年東京五輪で追加種目に採用され、注目されている。今大会は上位大会の予選を兼ねる春の選手権とは異なり、初心者が試合経験を積むとともに親睦を図ることを目的に開催されており、今年で9回目。
大会では、突きや蹴り、受けといった基本動作の出来栄えを競う「形」の部と、互いに寸止めの技で攻防を繰り広げる「組手」の部に分けて実施。形の名称を告げる声や「えいっ」「おう」などの掛け声が会場に響く中、躍動感ある選手の試合が展開された。
形の部では、個人戦のほか、親子やきょうだいで2人以上のチームを組み、動きのそろい具合も審査される団体戦も行われた。子どもに誘われて始める親もおり、競技の裾野を広げるだけでなく、家族の絆を強めるのにも一役買った。
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