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(写真・神奈川新聞社)

 

頻発している米イージス艦事故の再発防止策を考えるシンポジウムが23日、横須賀市本町の産業交流プラザで行われた。市民団体「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」の主催で、市内外から約60人が参加した。

 

米海軍横須賀基地(横須賀市)に配備されているイージス艦を巡っては、1月から8月にかけ、衝突事故や座礁事故が3件発生。米艦の乗組員計17人が死亡した。シンポジウムでは、同団体の呉東正彦弁護士が、米海軍がまとめた調査報告書の内容を紹介。人的ミス、訓練不足、乗組員の疲労、海上交通ルールの不徹底などを原因として挙げた。

 

元日本政府中東派遣船船長も登壇。6月に静岡県・伊豆半島沖でコンテナ船と衝突したイージス駆逐艦フィッツジェラルドが、航行に関するローカルルールを認識していなかったことを問題視し、「日本のルールに合わせるのを徹底するべき」と強調した。

 

呉東弁護士は、北朝鮮情勢などを受け「軍事的緊張による過重スケジュールが事故を生み出している」と指摘。「平和外交による緊張緩和が、安全を守るのに必要」と述べた。

 

さらに、過密な東京湾での事故や原子力艦事故を念頭に「日米合同委員会を開き、航行安全について取り決める必要がある状況。事故防止体制の確立を横須賀市や国は米軍に求めるべきだ」と訴えた。

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