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(写真・神奈川新聞)

 

「マグカル・ハイスクール演劇フェスタ」が17日、横浜市西区の県立青少年センターで開かれた。県が推進する文化振興策の一環。11月に行われた県内高校の演劇発表会で最優秀賞を獲得し、来年1月に甲府市で開かれる関東大会に出場する県立厚木高校(厚木市)と麻布大学付属高校(相模原市中央区)の演劇部が、約200人の観客に熱演を披露した。

 

厚木高校は、寄せ集めの演劇部が舞台の設定。稽古の過程で、少しずつ姿を現す過去のいじめに関する繊細な人間模様を表現した。ユーモアを交えた序盤から一転、終盤にかけて一気にシリアス色を帯びる展開が特徴だ。関東大会出場は28年ぶりで、部長で2年生の北倉綾乃さん(16)は「部員10人の力を出し切りたい。いじめは特別なことではなく、心の傷も簡単には癒やせないとのメッセージを伝えたい」と話した。

 

麻布大学付属高校は、1人で抱え込まず、仲間を信頼し、協力することの大切さをテーマにした創作劇「ほらあ」を披露。個性的で、はつらつとした登場人物に加え、音響や照明、美術などの演出も巧みだ。関東大会は2年ぶりの出場。副部長で2年生の青木来夢さん(17)は「関東大会はゴールではない。全国大会に進み、頂点に立つ」と意気込んだ。

 

この日の上演は関東大会への壮行会の意味合いもあり、県高等学校文化連盟演劇専門部の川端麻穂・部会長は「2校とも独特な世界観がある。実力を存分に発揮してきてほしい」とエールを送った。