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(写真 神奈川新聞)

 

県は26日、2017年度に県動物保護センター(平塚市)に収容された犬と猫の殺処分がゼロだったと発表した。犬は5年、猫は4年連続での達成。黒岩祐治知事は「ボランティアの皆さんの懸命な活動のおかげ」とし、さらなる推進に向け「かながわペットのいのち基金」の募集を開始したことを明らかにした。

 

県によると、横浜、川崎、横須賀の3市以外の犬や猫などの保護を行っており、17年度は犬422匹(前年度比7匹減)、猫496匹(同167匹減)。前年度から残っていた犬は44匹、猫が42匹だった。

 

飼い主への返還は犬が204匹だった一方、猫は1匹。ただ、ボランティアへの譲渡は犬が193匹に対し、猫は443匹に上った。

 

新たな基金は、病気・けがの治療やしつけを行い、譲渡を円滑に進めるのが狙い。知事は「餌代、治療代とさまざまなお金がかかる。基金をつくり、活動される皆さんの力になれるようなお金の流れをつくりたい」と説明した。

 

また、県はボランティアの要望を受け、大型連休中に新たな飼い主を探すための譲渡会を開催する。5月3日は午前10時から県立花と緑のふれあいセンター「花菜ガーデン」(平塚市寺田縄)で犬を対象に、同5日は同11時から県庁本庁舎駐車場で犬、猫を対象に行う。

 

問い合わせは、県生活衛生課電話045(210)4947。

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