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(写真・琉球新報社)

第6回世界のウチナーンチュ大会1カ月前企画シンポジウム「世界のウチナーンチュになる!」(琉球新報主催、おきなわ世界塾後援)が25日、那覇市天久の琉球新報社で開かれた。沖縄キリスト教学院大学の新垣誠教授をコーディネーターに、ラオスでラオラオ酒振興に取り組むコープおきなわの石原修さん、カンボジアのトゥールスレン博物館の学芸員との交流を通して、沖縄の平和の心を発信し続けている県立博物館・美術館の園原謙さんが活動の様子を紹介した。JICAのおきなわ国際協力人材育成事業でベトナム、ラオスに派遣された高校生3人が現地で感じたことを報告し「沖縄にいても世界のウチナーンチュになれる」と表明した。

 

北谷高校2年の新里航平さんと球陽高校2年の高良未来さんは、ベトナムの戦争証跡博物館について報告。新里さんは「ベトナムの人は戦争を忘れていないが、良好な関係を築こうという未来志向が感じられた。沖縄にいても世界のウチナーンチュであると思って今後も動いていきたい」と決意を述べた。高良さんは「戦争は沖縄とベトナムだけじゃない。もっと学んで伝えたい」と語った。

 

ラオスの医療現場を視察した那覇国際高校2年の安里莉美さんは「自分に何ができるかを考え、行動することが大事だ」と話した。

 

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