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(写真・琉球新報社)

【伊江】伊江村青壮年交流事業の一環で、活性化をテーマに学ぶプログラム「伊江島創生塾」(村教育委員会主催)が9月21日、村農村環境改善センターホールで行われた。今期2回目のゲストスピーカーは同村にある照太寺の浦崎道涯副住職。「人生の転換期」と題し、自身の転換期から学んだ経験談や偉人・成功者の習慣、格言を交え、心身を調える習慣の大切さなどについて講話した。

 

中城村出身。琉鵬の四股名で知られる大相撲の元幕内力士。19年間の力士人生に幕を下ろした年の2012年に僧名を受け、15年4月から照太寺の副住職を務める。同村の小中学生の相撲の指導にも当たっている。

 

中学時代、力士時代、修行時代には人生の大きな転換期があったという浦崎副住職。「転換期は自分をステップアップさせる絶好のチャンス。何気ない日常に訪れるチャンスは一瞬。チャンスをつかむ方法は良い『習慣』を身に付けること。無理なく続けられる良い習慣を身に付けて自分自身を豊かにしよう」と熱く語った。

 

失敗から学んで見つけたという(1)返事・あいさつ(2)感謝の心(3)(心身を)調える―の三つの習慣を挙げた。「調える」を習慣として身に付けることができたのは仏教の教えがきっかけという。

 

参加した塾生は、調身(正しい姿勢)・調息(正しい呼吸)・調心(正しい姿勢と呼吸により心が安定するような意識)をして心身を調え、自分の心の内に目を向ける「座禅」を体験した。

 

(中川廣江通信員)

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