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グルクンマスクと知名孝准教授の講演会もあった「ともに生きるまち☆嘉手納」=3日、ネーブルカデナ(写真・琉球新報社)

 

【嘉手納】障がい者週間のイベント「みんな違ってみんないい ともに生きるまち☆嘉手納」(町障がい福祉事業所連絡会主催)が3日、嘉手納町のネーブルカデナで開かれた。講演会では琉球ドラゴンプロレスリングのグルクンマスク(45)が、自らのプロレス好きに触れながら「何か一つ好きなものを見つけて。好きでい続ければ夢もかなう。自信がつく。すごく人生が豊かになる」と語り掛けた。

 

イベントは3~9日の障がい者週間に合わせて開催された。月1回ネーブルカデナで子ども虐待防止のオレンジリボン運動をするmammy’sマーケットが共催した。講演会では「自己肯定感を高める感じ方」をテーマに、沖縄国際大学の知名孝准教授がグルクンマスクと対談した。

 

ぜんそくを患い小学校も休みがちだったグルクンマスクは「プロレスがずっと好きだった。父は厳しかったが、母は好きなことをやらせてくれた。仕事として始める当初は反対されたが、今は心配しながらも応援してもらっている。今好きなことを仕事にできて、力になり糧になっている」と振り返った。

 

質疑では講話を聞いて勇気を得たとの感想も寄せられ、グルクンマスクは「とはいえ、好きなことも週休2日制でいい。毎日はしんどい」と話し、自分に合ったペースで好きなことを続ける大切さを伝えた。

 

この日は50を超える店が飲食物や工芸品などを販売したほか、ダンスショーや音楽、展示などを通じて障がい者福祉への理解を呼び掛けた。

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