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MC130特殊作戦機から次々とパラシュートで降下する米兵ら。物資も含まれている=12日午前11時ごろ、うるま市の津堅島訓練場水域付近上空(又吉康秀撮影)

 

米空軍は12日午前11時すぎ、うるま市の津堅島訓練場水域で、沖縄県や市へ通知なくパラシュート降下訓練を実施した。落下物には兵士以外に黒い物資のような物も見られた。訓練水域周辺では民間の漁船などが航行する姿も確認された。県やうるま市は従来、日米特別行動委員会(SACO)の最終報告に基づいて海域での訓練を伊江島に集約するよう求めてきたが、地元の要請は再び無視された。一方、米航空局は11日、米空軍嘉手納基地内で17日に複数の投下訓練の予定を公表したが、12日になって削除している。津堅島沖での降下訓練は2015年8月以来でSACO合意後8回目。

 

午前11時7分、米空軍MC130特殊作戦機から七つのパラシュートの塊が降下した。そのうち兵士は6人、残る一つは黒い物資でパラシュートが二つ付いていた。その後、兵士らはボートに乗って、周辺海域を約3時間半航行した後、米軍ホワイトビーチに上陸した。黒い物資は兵士が乗るボートだったとみられる。

 

米軍がこの訓練水域で訓練する場合は、沖縄防衛局に事前通知しなければならない。本紙は米海兵隊や米空軍に、通知しなかった理由や津堅島周辺海域で訓練した理由を尋ねたが、12日中に回答はなかった。

 

一方、米航空局は11日、サイト上で「米軍が17日に嘉手納基地で高度3千メートル以上の上空から複数の投下訓練を実施する。午前6時から9時、正午から午後2時までの間、嘉手納基地の2本の滑走路が降下訓練により制限される」と記載していた。だが12日午後7時現在、サイト上の記述はなくなっている。

 

関係自治体は12日、沖縄防衛局を通じて訓練の確認を急いだが「詳細は分からない」との回答だった。

 

(上江洲真梨子、清水柚里)