綿菓子のような白い綿をいっぱいにつけているトックリキワタ=9日、那覇市与儀(具志堅千恵子撮影)
曇り空から時折青空が広がった9日、那覇市与儀ではトックリキワタの実が裂け、種を包んだ真っ白な綿が辺り一面を覆っていた。通行人からは「雪のようで幻想的だ」との声が上がっていた。
トックリキワタは南米原産の落葉高木で、沖縄では毎年12月ごろに鮮やかな桃色の花を咲かせる。
この日、トックリキワタ通りの並木では、座布団に使おうと綿を一つ一つ集める人の姿も見られた。
近くで働く屋嘉部唯さん(18)=那覇市=は「最初はタンポポの綿毛かと思った。雪のようにふわりふわりと舞っていて、きれいだった」と目を細めていた。
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