住宅ローンの夫婦連帯債務の対象を同性カップルに拡大することを説明する琉球銀行の職員ら=25日、琉球新報社
琉球銀行(川上康頭取)は8月1日から、夫婦で住宅ローンを組む「夫婦連帯債務」の対象を同性のカップルにも拡大する。同性カップルが共同で住宅ローンを借りられるようにするのは県内地銀で初めて。全国的にもみずほ銀行が実施している以外、事例はほぼないという。
夫婦連帯債務は、夫婦の収入を合算することで住宅ローンの借入額を増やせるなどの利点がある。性的少数者(LGBT)でも夫婦と同じようにローンを組める体制を整えたことについて、琉銀営業統括部の亀島健司調査役は「より多くのお客さまが相談しやすい環境を整えたかった」と説明した。
市町村で「パートナーシップ登録」をしたカップルが対象となる。県内でパートナーシップ登録を行えるのは那覇市のみだが、亀島調査役は「さまざまなケースに柔軟に対応したい」と話した。
相談は各支店の窓口やローンセンターで受け付けている。問い合わせは琉銀営業統括部(電話)098(860)3737。
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