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馬小屋から脱走したポニーを見守る糸満署員(左)=8日午前1時半ごろ、八重瀬町伊覇

 

深夜、真っ暗な畑から「ヒーン」という鳴き声。のぞくと馬小屋から脱走したポニー5頭がのんびりと草を食べていた―。

 

7日午後11時すぎ、八重瀬町伊覇の住民から「ポニーが歩いている」との通報が糸満署にあった。自由を手に入れたポニーたちは自ら馬小屋に戻る午前6時半まで約7時間、“深夜徘徊(はいかい)”を満喫した。

 

ポニーは畑のサトウキビや雑草を食べたり、寝そべったり。署員はその間、ポニーが歩道や車道に出ないよう注意を払い、見守った。夜が明け始めた午前6時ごろ、ポニーが丘の上にある馬小屋に戻ると、署員が柵を閉め“お縄”となった。

 

ポニー所有者の男性は「(丘の下にある)柵を乗り越えたかもしれない。もう出ないよう、たずなで縛るようにしたい」と反省。署員は男性を口頭で注意したといい「しっかり管理してほしい」と疲れ顔だった。

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