Uターン、Iターンで沖縄に転職した経験を語るエンジニア=16日、東京都渋谷区
沖縄に興味を持つIT技術者に沖縄県内就職を促す「沖縄IT移住フェス」(県主催)が16日、東京都渋谷区で開かれた。県内のIT企業34社が参加し、約150人が説明に耳を傾けた。
出展各社がブースで仕事内容などを説明したほか、トークセッションでは県内のIT企業に転職・転勤したエンジニア4人が沖縄の良さなどを紹介した。大学卒業後上京した大城斉さん(34)=八重瀬町出身=は、子どもが生まれたことをきっかけにUターンを決意。「転職セミナーにはネットで得られないこともあり役立った」などと語った。
県は本年度、東京と大阪で同様のイベント開催を予定しており、UターンやIターンを希望するIT人材のマッチングを図り、沖縄の主要産業である情報通信産業の発展にもつなげる狙い。県情報産業振興課の盛田光尚課長は「沖縄だけでなく、首都圏でも転職活動ができる場を支援していきたい」と語った。
県はITエンジニアの沖縄転職を支援するウェブサイト「ITキャリア沖縄」(http://www.itcokinawa.jp/)を8月に刷新、求人情報やイベント案内、転職経験者のインタビューなどを掲載している。
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