白いムラサキノウゼンの花に囲まれ、笑顔を見せる儀保徳夫さん=21日、南風原町津嘉山
【南風原】沖縄県南風原町津嘉山の儀保徳夫さん(70)の自宅の庭で、真っすぐそびえる高さ約5、6メートルほどのムラサキノウゼンの木が、17日ごろから満開の花を咲かせた。白い花は風が吹くたびに少しずつ舞い落ち、21日には散った花が、白のじゅうたんのようになった。
オリーブやカエンボク(アフリカンチューリップ)などさまざまな木が生い茂る庭で、儀保さんは「この木が一番のお気に入り」と語る。「昔は花が紫色だったが、白くなった。この木の個性だ」と笑う。
4月ごろに花が咲き、台風18号が近づく直前にも満開になっていたため、今年で3回目の花だという。儀保さんは「植えて約30年たつが、1年に3回咲くのは初めて。毎年、春先と夏から秋にかけて2回しか咲かないのに」と不思議がった。
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