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「岩盤清掃」の取り組み前(左)と後(右)のサンゴの様子(伊江漁協提供)

 

第37回全国豊かな海づくり大会福岡大会(10月28、29日)で漁場・環境保全部門の大会会長賞に輝いた伊江島海の会(会長・八前隆一伊江漁協組合長)と伊江村の関係者が30日、県庁を訪れ、受賞を報告した。天皇皇后が出席する全国海づくり大会で各部門の最高賞となる大会会長賞は、地元枠が用意された沖縄大会を除くと、沖縄の団体では初めての受賞となった。

 

伊江島海の会は、島の漁業者とホテル、ダイビング業者などが連携し、漂着・漂流物の処理やオニヒトデ駆除などに取り組んでいる。中でもサンゴが白化した地点を中心に海底の岩盤の藻や堆積物を人力で取り除く「岩盤清掃」は、産卵後のサンゴ幼生の定着を促し、サンゴ被度10%未満だった箇所を被度75%以上まで増加させるなど、健全なサンゴ礁を保全してきた成果が評価された。

 

八前会長は「岩盤に付いている藻をこすり続け、サンゴが回復しているのが目に見えてきたことで活動を続けていく力になった。観光客の多い島なので、海の観光を守る取り組みを今後も広げたい」と語った。

 

名城政英副村長は「海や漁場を汚染する物が陸域から流れ出すことがないよう、村としても沈砂池の整備や農業排水処理を進める」と述べた。