現在も園内に残る患者が掘った壕(愛楽園自治会提供)1944年、西太平洋の赤道付近に位置する無人島。日本軍の憲兵が銃を向け、男性(当時24歳)に下船を命じた。「らいがうつるから、人がいる島に近付くな。お前はここで死ぬ。そのことが国のためだ」。従う以外に選択肢はない。男性は国に「破棄」されたのだった。国はハンセン病を「国辱病」と宣伝し、「浄化」に取り組んできた。1907年に...

関連カテゴリー:
関連タグ: