スイカ1.5トンを寄贈した上門信孝さん(左端)と宜野座村の子どもら=5日、宜野座小学校 画像を見る

 

【宜野座】上門工業(沖縄市)の上門信孝社長(73)は6日、スイカ1.5トンを沖縄県宜野座村の宜野座、松田、漢那の3小学校と、宜野座中学校の児童生徒720人に贈った。贈呈式が開かれた宜野座小学校に、スイカを山盛りに積んだ軽トラック2台が到着すると、児童から「すごい量だ」と歓声が上がった。子どもたちは次々とスイカを持ち上げ「重い」と笑顔を見せていた。

 

上門さんは地域への恩返しとして、2017年から沖縄市やうるま市の子どもたちにスイカの贈呈を始めており、宜野座村では初めて。贈呈式で上門さんは「甘いスイカを食べて、一生懸命に勉強も頑張ってほしい。これからも毎年、贈ります」とあいさつした。

 

贈呈したスイカは、上門さんの友人で、宜野座村在住の當真嗣也さん(65)が育てた。スイカを手に大はしゃぎの子どもたちの様子に目を細めていた當真さんは「スイカのように、実の詰まった大人に育ってほしい」と語った。

 

贈呈式には宜野座、松田、漢那の3小学校の児童や校長、村教育委員会などが参加した。宜野座小6年の漢那透和さん(12)は「このスイカを食べて、もっと体を大きくしたい」と話した。

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