ノックを受ける子どもに指示を与える嶺井博希 画像を見る

 

プロ野球セ・リーグの横浜DeNAベイスターズで捕手として活躍する嶺井博希(沖縄尚学高―亜細亜大出)による野球教室が14日、出身地の沖縄県南城市玉城の玉城中学校で行われた。昨年9月に地域で結成した嶺井博希選手後援会の初主催で、嶺井が小学生時代にプレーしていた玉城スイミーや、みんとんBBC、船越ホワイトタイガースの選手ら60人が参加した。

 

プロ入り5年の昨季、過去最多の91試合に出場した嶺井。投球練習では「投球は相手に捕ってもらうための思いやりが必要。あとは、腕を頭の近くで振ること」と丁寧に指導した。ショートバウンドを捕る守備練習では捕球位置を優しく助言した。児童らはミスに苦笑いし、成功すれば得意顔で嶺井と触れ合った。

 

打撃練習では「ホームランが一番気持ちいいから、フォームは関係なく、足のつま先から力いっぱい振って」と指導した。模範のスイングではグラウンドの柵越えを連発。児童らは「スイングの速さがやばい」と大興奮。最後に、嶺井が柵の向こうにある南城市中央公民館の屋上まで飛ばすと、児童らは「まじすげーー」と、目を丸くしていた。

 

玉城スイミーの上地広剛主将は「間近に見るプロの技術はすごい。自分もチームに貢献できるプロ選手を目指したい」と話した。野球を楽しむ児童らの姿に、嶺井は「心から楽しむことが成長につながる。それが僕の野球人生で学んだこと」と、キャンプ前の貴重なオフに地元の児童と触れあう意義を語った。将来は「南城市からプロ選手が出ることを期待しています」と話し、はしゃぐ児童らを温かく見守った。

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