那覇空港(沖縄県那覇市)の旅客施設を運営する那覇空港ビルディング(NABCO、兼島規社長)は18日、国内線と国際線の旅客ターミナルビルをつなぐ「際内連結ターミナル施設」の供用を開始した。同日午前、3階チェックインロビーで供用開始式典があり、関係者が門出を祝った。多くの乗客が広くなって利便性が向上し、商業施設が充実した新施設を堪能した。
式典で兼島社長は「お客さま一人一人が快適に過ごせ、利用して良かったと言える那覇空港にしたい」と抱負を語った。
那覇空港の旅客施設は、際内連結ターミナル施設の供用開始により、国内、国際両ビルが一体となったことから、名称は「那覇空港旅客ターミナルビル」に統一された。国際線のチェックインカウンターが3倍の60ブースとなり、暫定貨物LCCビルのチェックインカウンターも移転し、国際線を中心に多くの乗客が利用した。
施設には訪日外国人観光客、国内客の双方を意識したテナント合計36店が出店。2階には「YUINICHI(ゆいにち)ストリート」が設置され、「日本ブランド」と「プレミアムな沖縄」を目当てに多くの人が行き交った。
韓国旅行に行くために新施設を利用した仲宗根鈴菜さん(19)=沖縄市、當山加奈子さん(19)=同=は「前は狭くて見送りもしにくかった」「広くてめっちゃいい」と喜んだ。
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