ネパールから沖縄のお笑い界に新風 ラムちゃん ファミマCM出演、一日警察署長も
ネパール芸人として活躍するラムちゃん=5日、那覇市港町のオリジン・コーポレーション

 

沖縄の街中で多く見掛けるようになったネパール人。そんな彼らの中で留学生として学び、お笑い界に飛び込んだ人がいる。オリジン・コーポレーションのラムちゃん(25)=本名アチャルヤ・ラム・プラサド=だ。2月のデビュー以来、沖縄ファミリーマートのCMに抜てきされ、ラジオやテレビにも出演。一日警察署長も務めるなど幅広く活躍する。夢は「世界で有名に」。沖縄から世界へ、大きな目標を描いている。

 

2015年7月にネパールから来沖した。日本語学校と専門学校を卒業し、現在はホテルで働きながら、芸人の修行も並行する。県内で外国籍の芸人は珍しく、ネパール人はラムちゃんが唯一とみられる。

 

元々、お笑いが好きで俳優を目指す気持ちもあったという。だが、専門学校卒業後は母国へ帰ろうと漠然と考えていた。しかし18年夏、転機が訪れる。アルバイト先のドラッグストアで、オリジンの先輩芸人・首里石嶺さんに出会った。将来の夢を聞かれたラムちゃんは「アクター(俳優)になりたい。お笑いも好き」と答えると、すぐに意気投合。同年11月にオリジンの事務所を訪ね、3カ月の研修を経て今年2月にデビューした。

 

芸風は、フリップ芸と1人コントが中心だ。要所でネパール語を交え、母国のことわざや自身の経験を面白おかしくネタにする。当初は緊張もしたが、度胸がついて短期間でトークも上達した。事務所マネージャーの池根愛美さんは「日本語も上手で礼儀正しくて、他の芸人さんよりまじめかも」と高く評価する。

 

仕事とお笑いの両立に「大変さはあるが、新しいことに挑戦したい」と貪欲なラムちゃん。目標は「自分をアピールして母国の文化も伝え、世界で有名なアクターになりたい」と語った。

 

出演するライブ「喜笑転決」は27日午後7時、那覇市のテンブスホールで。小学生千円、中高生・一般は1500円。問い合わせはオリジン(電話)098(866)6118。
(大橋弘基)

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