【大宜味】カニも議会を“傍聴”? 10日に行われた大宜味村議会一般質問の最中、議場に1匹の赤いカニが現れた。議会は質問を一時中断。カニは安里重和副議長につまみ出されて“退場”となったが、村の施策を巡って応酬が繰り広げられていた議場内は、カニの登場で和やカニなった。
カニは体長7センチ程度。午前中に傍聴席でも目撃されていたが、午後の議会では議場内に現れた。当局席と議員席の間でちょこんと止まり、落ち着いた様子だったが、安里副議長がカニに迫ると猛スピードで横歩きした。
「今、村議会がアツい」。村は6月から村内5カ所に議会の傍聴を呼び掛ける上りを設置し、9月からは横断幕の設置も始めた。村民に気軽に傍聴に来てもらうことが目的だが、今回の“傍聴”はまさかのカニだった。大嶺実議会事務局長は「カニは議会棟でよく見ますよ。でも今日は議長の許可も得ずに議場に来ていたね」と笑った。
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