10月31日に発生した首里城の火災で、那覇市消防局は8日、出火後に建物が延焼する様子や消火活動を収めた動画と写真を公開した。琉球新報社の情報公開請求に応じ、公開した。動画は31日の午前3時58分~同5時35分までの間に撮られ、炎に包まれ火柱を上げて燃え広がる正殿が記録されていた。写真には北殿や南殿、番所などを消火する消防隊員らの様子が収められていた。公開された動画の中には同局からツイッター(短文投稿サイト)に流出した映像も含まれていた。
市消防局が公開したのは動画6本と写真39枚。そのうち、火元とみられている正殿北東部を撮影した写真や映像は含まれていない。市消防局は「現在、警察を含む関係機関と火災原因を判定中であり、公開することにより捜査に影響を及ぼす可能性がある」と説明している。
動画には消防隊員が正殿が焼け落ちたことを報告している場面や、火の勢いが増した影響を受けてか奉神門付近まで下がって撮影されているものもあった。写真には正殿からの延焼を防ぐため、周囲の北殿、南殿、番所などに向かって放水する消防隊員らが写されていた。赤瓦やがれきが周囲に散乱する中で、残り火を消す消防隊員らの様子も記録されていた。(動画をアップしたサイトはQRコードから見ることができます)
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