肢体不自由または重度・重複障がいのある児童生徒の修学旅行経費に対する国の補助が、特別支援学校と普通学校で異なっている問題で、那覇市は普通学校に通う児童生徒についても、特別支援学校と同様に付き添いの保護者の経費まで独自に補助するよう作業を進めている。2019年度から補助する予定。4日に開かれた市議会11月定例会代表質問で、田端一正教育長が宮平のり子市議(ニライ)に答えた。
奥間朝順学校教育部長は「子どもたちがいる場所によって補助金が変わるのではなく、平等に使っていける制度を(国や県に)求めていく」とも述べた。
人工呼吸器を使用しながら市立小禄中学校に通っている湯地駿羽(ゆじはやと)さん(14)の母三代子さん(45)が、特別支援学校と同等の補助を求めていた。三代子さんは「市の早い対応に感動している。声を上げたことでいろんな人に関心を持ってもらえた」と話し、障がいのある子もない子も共に学ぶ教育が進むことに期待を示した。
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