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スポーツ庁は23日、小学5年生と中学2年生を対象に実施した2019年度の「全国体力テスト」の結果を公表した。沖縄県内の合計点数は、小5、中2のいずれも全国の平均値を下回った。前年度と比べ中2女子が上昇したものの、小5男女、中2男子は低下した。全国平均が低下していることから、全国との差はわずかに縮まった。

 

調査は50メートル走や握力、ボール投げなどの小学生8種目、中学生9種目。小5男子の合計点が53・2点、同女子が54・51点、中2男子が40・8点、同女子が49・18点だった。全国平均との差が最も少なかったのは小5男子の0・59点、最も大きかったのは小5女子の1・08点だった。

 

種目別では「ボール投げ」(小5ハンド、中2ソフト)と「握力」は小5男女、中2男女とも全国平均を上回った。特にボール投げは小5男子と中2男女は全国2位、小5女子が8位と好成績だった。中2男女は「立ち幅跳び」も全国を上回っており、例年通り、瞬発力の高さが表れた。一方、「持久走」「シャトルラン」など持久力を測る種目は下位に低迷している。

 

柔軟性を測定する「長座体前屈」は小5男女、中2男女ともに前年度より向上し、「反復横跳び」も中2男子を除いて上昇した。

 

全国の体力テストの合計点数は小中男女ともに前年度を下回り、小5男子については過去最低となった。【琉球新報電子版】

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