沖縄総合事務局と県、首里城を管理する沖縄美ら島財団は4日、これまで立ち入りを制限していた首里城の御庭、書院・鎖之間庭園など火災現場を報道陣に初めて公開した。
沖縄総合事務局によると、2月下旬から瓦などの撤去、回収作業を始め、撤去の状況を見ながら南殿や北殿など主に4棟の建物の取り壊しを進める。安全状況を確認しながら取り壊しなどの作業中を含め、ゴールデンウイークには御庭など火災現場について一般公開も始める予定。
4日午前中、報道陣に公開した後、午後から那覇市首里地域自治会関係者、観光、設計・工事関係者に順次公開する。
正殿があった地点は一部瓦などが集められているが、焦げた柱や瓦の大部分がまだ散乱している状況になっている。直立した状態で残っている大龍柱の裏側も確認できたが、一部にひびや変色の跡が見える。現場はまだ焦げ臭いにおいが漂っていた。【琉球新報電子版】
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