店員から商品を受け取る配達員(左)=16日、那覇市松山の「焼肉酒場 牛恋」 画像を見る

 

出前サービス最大手の「出前館」(大阪府、藤井英雄社長)は16日、配達機能を持たない飲食店の出前を可能にするサービス「シェアリングデリバリー」を那覇市内で開始した。とんかつ、唐揚げデリバリーとテークアウト専門店のカツデリ(那覇市、照屋秀人社長)が配達を担い、「吉野家」「ゴンチャ」「焼肉酒場牛恋」など約10店舗(16日現在)のメニューを自宅などに届ける。

 

配達エリアは当面の間、那覇市内の一部。状況を見ながらエリアを順次拡大し、登録店舗も増やしていく。

 

出前館はスマートフォンやパソコンから料理を注文し、決済までできる出前サービス。加盟店舗数は全国20万1609店(20年3月31日現在)、オーダー件数は年間3千万件と国内最大級。

 

登録店舗はサービス利用料、配達代行手数料、初期登録料が必要。10月末までは割引している。

 

カツデリの照屋社長は「日頃、唐揚げととんかつのデリバリーをしていて、それ以外のメニューのニーズがあると感じていた。新型コロナの影響を受ける飲食店の経営に少しでも助けになればという思いと、沖縄の出前文化を発展させたい」と語った。

【関連画像】

関連カテゴリー:
関連タグ: