米・大リーグドジャースのワールドシリーズ制覇を喜ぶ伊佐武雄さん。監督のデーブ・ロバーツさんと親交がある=28日、那覇市牧志のじゃんじゃん 画像を見る

 

米大リーグ・ワールドシリーズを制覇したドジャースのデーブ・ロバーツ監督(48)は沖縄生まれの県系2世。来沖した際に野球教室を共に開催するなど、親交を深めてきた自営業、伊佐武雄さん(73)=那覇市=は28日、「4年間、毎年会っていたこともあった。今年はコロナで会えていないが、息子のことのようにうれしい」と偉業達成を喜んだ。

 

ロバーツさんの母・栄子さん(71)は宮古島生まれで那覇市で育ち、現在はロサンゼルスに暮らす。伊佐さんもかつてロサンゼルスに暮らし、興南高で栄子さんの先輩だった。その縁もあって毎年、栄子さんやロバーツさんに会いにロサンゼルスに行っていた。テレビで優勝の瞬間を見守った後、栄子さんにも電話した。栄子さんは泣きながら「ありがとう」と繰り返した。

 

伊佐さんがロバーツさんに最後に会ったのは19年4月。その時に「今度(ワールドシリーズを)勝つから」と話していた。昨季は惜しくも逃したものの、今年で有言実行を果たし、伊佐さんも「ようやく勝った」と満足そうに話した。

 

選手時代のロバーツさんは2003年、少年チームの野球教室のために約20年ぶりに沖縄に里帰りし、糸満に住む祖父母にも会っている。伊佐さんは野球教室の実行委員として関わった。

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