時事ネタを織り交ぜたトークで会場を沸かせる(左から)まーちゃんと村本大輔さん=11日夜、那覇市泉崎の琉球新報社 画像を見る

 

お笑い芸人の小波津正光さん(まーちゃん)による、スタンダップコメディーショー「新鮮!産地直送 島笑い ちょい呑み処『お笑いニュースペーBar』」(琉球新報社・FECオフィス共催)が11日夜、沖縄県那覇市の琉球新報社であった。観客として来場していたお笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さんが飛び入りで参加した。2人は基地や原発など風刺の効いたネタを披露し、観客の笑いを誘った。

 

まーちゃんが「辺野古で甲子園をやり、負けたチームが埋め立てで使った土砂を持って帰ればいい」と基地をネタにすると、福井県おおい町出身の村本さんは原発ネタで応戦。「原発再稼働の動きは、不祥事を起こした芸人が再稼働する動きと似ている」と話し、先輩芸人を原発に例えて会場を沸かせた。

 

村本さんは、米国では政治家の夕食会に招かれた芸人が、政治家を批判し笑いを生む文化があることを紹介した。「まーちゃんのライブに、沖縄の人が集まるのは民主主義を意識しているからだ。不満があることが、コメディーの始まりだ。このライブは健全ですごくいい」と話した。

 

後半、沖縄タイムス編集委員の阿部岳さんも登壇した。「新鮮!産地直送―」は、毎週水曜日午後6時半から開催している。

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