【本部】沖縄県本部町にある沖縄美ら海水族館のイルカショー「オキちゃん劇場」で11日、今年5月に3歳になったオキゴンドウの「サン」がデビューを果たした。先輩イルカたちと息の合った連携を見せ、大ジャンプを披露。サンしかできない技「フープ運び」を繰り出すと、会場からは温かい拍手が送られた。
オキちゃん劇場の舞台にも立った、父のティダと母のももの間に産まれたサン。繁殖個体の長期飼育に成功したのは、国内では同館のみ。体長は3メートル30センチ、体重は340キロまで成長した。
両親の“背中”を見ていたからか「飲み込みが早い」と語る水族館事業部海獣課イルカ担当の比嘉克さん。他のイルカたちともっと息を合わせられるよう、日々練習を重ねている。
神奈川県から家族で訪れた一氏尚馬さん(27)は「2年前にショーを見に来た時も迫力があった」と驚いた様子だった。
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