4回、強烈なアッパーをあびせる比嘉大吾(右)=31日、東京都の大田区総合体育館(大城直也撮影) 画像を見る

【東京】世界ボクシング評議会(WBC)フライ級元王者で、世界ボクシング協会(WBA)バンタム級10位の比嘉大吾(25)=宮古工高出―Ambition=は31日、東京・大田区総合体育館で世界ボクシング機構(WBO)アジアパシフィックバンタム級王者のストロング小林佑樹(29)=六島=と対戦し、5回45秒にKO勝利をおさめた。同級の新王者となった比嘉はリングで「世界チャンピオンになる」と世界制覇に向けて意欲を燃やした。

 

比嘉は序盤から果敢に攻め、終始自身のペースで試合を進めた。2度目の防衛を狙う小林に打ち込まれる場面もあったが、左ボディで動きを止めるなど、多彩な攻撃で相手を翻弄した。最後は右アッパーの連打で小林をマットに沈め、勝利の雄叫びを上げた。

 

新王者に輝いた比嘉は、「こういうコロナの状況で試合をさせてもらう環境をいただいた。関係者、スタッフ、トレーナーには感謝しかない。恩返しできるように世界チャンピオンになる」とさらなる飛躍を誓った。

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