今年1月に自ら命を絶った県立高校の男子生徒が、運動部の男性顧問から日常的に叱責されていたとの報道を受け、県高校体育連盟の当該専門部が13日、緊急会合を開いた。近く開催予定の県大会の開催可否や情報共有、今後の対応を話し合った。
専門部長は「亡くなったことはとても残念だ。つらいことで、あってはならない。心を痛めている」と話した。専門部長は、生徒が亡くなったことは連絡を受けたが、顧問の指導内容については把握していないと説明。専門部として顧問への聞き取りをする予定はなく、現時点では県教育委員会が設置する第三者委員会や学校の対応に任せるという。
会合は約1時間にわたり、専門委員約15人が参加した。顧問も同委員の1人だが出席しなかった。専門部は「当事者であり、聞き取りが目的ではない」として出席を呼び掛けなかった。ある委員は「何も分からない。臆測では何も話せない」とし、県大会の開催については「大会に向けて頑張っている子がいる。状況を見ながら判断したい」と話した。
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