航空自衛隊那覇基地から流出した泡消火剤=2月26日、那覇市高良 画像を見る

航空自衛隊那覇基地からの泡消火剤流出事故で、那覇市は基地内の水路から採取した水の調査項目を追加した。有機フッ素化合物のうち、国内で暫定指針値が定められているPFOS(ピーフォス)、PFOA(ピーフォア)のみ分析を業者に依頼していたが、3月25日にPFHxSと6:2FTSの分析も依頼した。

 

PFHxSはPFOSの代替物で、国際的に規制対象へ追加しようとする動きがある。6:2FTSは泡消火剤から生成されるため、PFOSなどと共に検出された場合に消火剤の影響だと示唆される。市の担当者は項目を追加した理由について「県の調査項目とそろえる」と話した。

 

那覇市は、空自が回収した消火剤を含む水の一部と、消火剤が飛散した保育園の土壌も採取したが、この2つについてはPFHxS、6:2FTSの分析は技術的に難しいという。

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