小塚選手の父、嗣彦に直撃インタビュー成功!!
先日のフィギュア男子フリーで、会場にいた小塚選手のお父さん、嗣彦氏にお話を伺いました。
「(4回転を降りた瞬間は)いやぁ、びっくりしましたよ~!これまで、何回も挑戦してきましたが、ダメでしたから、こんな大舞台で跳べたのは、本人も自信になったと思います。よくやったと言ってやりたいですね」
嗣彦氏といえば、68年グルノーブルオリンピックフィギュア男子シングルの日本代表。
小塚選手は、お父さんの嗣彦氏はじめ、祖父の光彦氏もフィギュアの満州チャンピオン、お母さんもフィギュアスケート選手だったことから、“日本フィギュアのサラブレッド”と言われています。
嗣彦さんは、スパルタのイメージがあったので、怖い方なのかな~と思っていたのですが、とても朗らかで、やさしそうな方でした♪
小塚選手は、とても礼儀正しくしっかりしているので、家庭でどんな教育をしているのか気になっていたんですが、
嗣彦氏は、
「いやいや、ぜんぜん普通ですよ~。どこにでもいる、ゲーム好きな少年です」
と照れながら話してくれました。
4年後のロシアのソチ五輪は、「さらにいい成績を目指してがんばってほしい」ということ。楽しみですね~!
また、高橋選手、織田選手については、関西大学学長の楠見晴重氏が、興奮ぎみにこう話してくれました。
「高橋選手の銅メダルは、本当にすばらしい! けがというブランクを乗り越えて銅をとった頑張りに、敬意を評したい。織田選手は、トラブルがありましたが、その後、普段どおりの演技に戻ったときに、何か熱いものが胸にこみ上げました! あの状況で、ミスなくすべったことを誇りに思ってほしい」
織田選手は、トリノ五輪ももう一歩で出場できず、その後、飲酒運転問題で1年間試合に出られませんでした。
「そんなさまざまな経験も、織田選手を、人として成長させているのだと思いました。二人とも、本当によくがんばってくれました! キャンパスを歩いているときは、普通の学生と何も変わらないのですが・・・感動を与えてくれて、ありがとうと言いたいですね」
関西大学応援団長、森山佳広さんは、
「高橋選手のメダルが決まったときは、感動してうるうるしてしまいました!ケガから復帰して苦労されたので、努力が実って本当にうれしい。とりあえずは、ゆっくり休みながら、メダルに浸ってほしいです」
とのこと。
選手だけでなく、関係者も、応援するファンも、みんな一緒にオリンピックを戦っているんだな~、と感じさせられました。
最後に、みかりんが注目していた、男子フィギュアのライバル対決の軍配をご紹介します。
①アメリカ・エバン・ライサチェックVSジョニー・ウィアー(犬猿の仲対決)
この二人の仲の悪さは有名。
まあ、キャラを見てればなんとなくわかる気はしますが・・・
順位的には、優勝したライサチェックの勝利ですが、ウィアーもショート・フリーともにパーフェクトな滑りでした。
それなのに得点が低すぎたため、納得いかない観客のブーイングがすごかった。
というわけで、演技の出来と、本人の満足度については、両者引き分け!
②小塚崇彦VSジェレミー・アボット(コーチ親子対決)
小塚選手のコーチ、佐藤信夫氏とアボットのコーチ、佐藤有香さんは親子。
この対決、「本人たちは、ぜんぜん気にしてませんよ~」(関係者)ということでしたが、カナダのメディアも、この親子対決には注目していました。
結果は、小塚選手8位、アボット9位で、父、信夫氏が教える小塚選手の勝利。
ちなみに、フリーの前日、小塚選手は、信夫コーチと有香さんと3人で日本食を食べに行ったとか。
これでリラックスできたのが、4回転成功の理由かもしれません。
③エフゲニー・プルシェンコ、ブライアン・ジュベールVSエバン・ライサチェック、パトリック・チャン(4回転VS3回転対決)
4回転にこだわり続けたジュベールは、SPで失敗し、最後まで巻き返しができず。
4回転を成功させたプルシェンコも、SP1位から総合2位に後退。
4回転を跳ばず、ノーミスの演技をしたライサチェックが1位、同じく4回転を跳ばなかったパトリック・チャンもSP7位から順位を伸ばし5位。
4回転を跳ばない王者が誕生したことに、北米ではちょっとした論争が起こっています。
なんでも、オリンピックで4回転を跳ばないチャンピオンが登場したのは、94年のリレハンメル五輪以来。
会見でもプルシェンコが「今、4回転は必要とされていない」と発言し、不満を爆発させていました。
4回転ばかり固執するのはどうかと思いますが、安全策ばかりとって、4回転を跳ばない選手が増えても、ファンとしてはつまらない。
チャレンジする選手は、それなりに評価してほしいなぁ、と思ってしまいます。
この4回転論争、まだまだ続きそうですね・・・