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「(引退のことは)澤さん本人から電話がありました。『17日の夕方に会見をしますから見てくださいね』と」

 

そう語ったのは、辻上裕章氏(39)の母。ベガルタ仙台の運営・広報部長を務める辻上氏の名前は、8月澤穂希選手(37)と結婚したことで、一躍有名に。澤の突然の引退発表に妊娠説も浮上したが、17日の会見でも、彼女はそのことにふれようとしなかった。

 

群馬県の辻上氏の実家を訪ねると、母が答えてくれた。

 

「オメデタ? そういうことは私たちも澤さんからも息子からも聞いていませんから、それはないと思いますよ。引退理由については、詳しく聞いていませんが、あれだけの実績を残したわけですからね。『ご苦労様でした』と言ってあげたいです。夫婦仲はいいですよ。息子は仙台、澤さんは神戸と、いまは別々に暮らしていますが、どうにか2人の時間を作っているようです。2人で何度かこちら(群馬)に来てくれました。(現役を)引退しても彼女はお仕事を続けていくようです。私たちは第2の人生も応援しますよ」

 

澤自身は会見で「澤穂希にしかできない仕事ができたら」と、語った。実はこの言葉は、夫・辻上氏の口癖でもあるようだ。週刊誌の対談で、澤はこう話している。

 

《(夫は)「穂希にしか出来ない仕事があるだろうから、そこは絶対やってほしい」とは言ってくれてます》

 

入籍後の会見で辻上氏は、こう語っていた。

 

「芝のグラウンドや公園で、3人なのか4人なのかわからないけど、家族でボールを蹴ることができたら楽しいですね」

 

それは澤自身の夢でもあるという。出産が先か、指導者就任が先か。澤のレジェンド第2章からも目が離せない。

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