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「リオ五輪への出場が決まった直後、日本にいる両親にLINEで『決まったよ!』と伝えました」

 

健康的な笑顔でこう話すのは、リオ五輪水泳・高飛び込み女子日本代表の板橋美波選手(16)。日本で吉報を待っていた母・美智子さん(45)も跳び上がって喜んだことだろう。

 

板橋選手は五輪出場権をかけて出場した2月のFINAダイビングワールドカップ前、本誌の取材に「まず五輪出場権を得て、8月には五輪で金メダルを取りたいです!」と答えていた。そして見事に出場権を獲得。最初の“有言実行”を果たしていたのだ!

 

そんな彼女の得意技は「109C」(=前宙返り4回半抱え型)。女子では“世界で板橋しかできない”高難度な技だ。それを可能にしたのは「1日4時間、365日休みなし」という日ごろの努力と鍛錬に加えて、両親のサポートがあってのこと。

 

「これまで親に感謝の気持ちを伝えたのは、中学卒業のとき『いままでありがとう』と手紙に書いた一度だけです」と言うが、母にはこんな思いがあると、初めて打ち明ける。

 

「アメフトをしている兄と自分では、母が作るお弁当の中身がぜんぜん違っていました。自分はずっと『なんでお兄ちゃんばっかりお肉が多いんだろう?』とか不満だった。でも、昨年ようやく気づきました。兄は体重増、自分は体重制限が大事で、母はそれを意識して、わざわざ別メニューで作ってくれてたんですね」

 

美智子さんに「ありがとう」と面と向かって口にしたことはないが、リオでの“不言実行”で感謝を表す。

 

「そのつもりです。オリンピックの金メダルで母に恩返しします」