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「引退後に出会った男性と結婚、’15年には40歳と3日で長男を出産しました。そんな“女性としての幸せ”まで叶えることができた秘密は、この『ウィッシュリスト100』にあるんです」

 

現役時代と変わらない健康的な笑顔でこう語るのは、元プロテニスプレーヤーで現在は、スポーツキャスター、コメンテーターとして活躍する杉山愛さん(40)。自身の最高ランキングはシングルス世界8位、ダブルスでは日本人初の1位、そしてオリンピックにも4度出場するなど、輝かしい成績を収めてきた彼女。だが、引退後は「人知れず悩んだ」時期が続いたという。

 

「選手時代は、競技にまっすぐ邁進できる生活でした。いわば1本の太い柱がある状態だった。それが引退後は、取材や講演、コメンテーターの仕事など、たくさんのオファーをいただきましたが、自分が本当は何をしたいのかという柱が見つからず、途方に暮れてしまったんです」

 

そんなとき、杉山さんが突然始めたのが、「ウィッシュリスト」の作成だった。

 

「これは、自分の“やりたいこと”を100個、書き出す作業。そして、リストの1番目に書いたのが『結婚』、次が『出産』でした」

 

スマホやタブレットに打ち込んでつくったリストには「結婚」「出産」など大きな目標のほかに、「屋久島に行く」「断捨離をする」や「万華鏡を買う」など、さまざまな項目が書き出されている。

 

「最初は100個も書き出せませんでした(笑)。せいぜい30個ほど。でも、大きすぎる目標ばかりだと続かないなあと思って、ささいなものもチョコチョコと書き出すようにしたら、今度はけっこう、すぐに100個埋まったんです」

 

特筆すべきは、「結婚」「出産」という夢が、リスト作成後に次々に叶ったことだ。どうして叶えることができたのか、杉山さん自身はこう振り返って分析する。

 

「ウィッシュリストを書くことで、現在の自分を知ることができる。書くことで、本当に実現したいことなのか、いま、何が足りないのかがよくわかるからなんです」

 

そんな、杉山さんの最新のウィッシュを見てみると、スマホの画面から、「オリンピック東京2020のテニス女子監督」の文字が!持ち前の勝負強さで数々の“ウィッシュ”を実現してきた杉山さんだから、「次」にも期待できそうだ。最後に、このウィッシュリストを実践してみようと思う読者に、彼女はこんなアドバイスをくれた。

 

「100個書かなきゃと思って重荷になっては、いいイメージが持てず、義務みたいになって楽しくも思えません。ウィッシュリストで大事なのは、他人と自分を比べることではなく、それまでの自分と現在の自分、これからの自分がどう変わっていくのか。そういう“自分の変化”も楽しみのひとつにしてもらうといいと思います」

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