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シニアデビュー戦となる「USインターナショナルクラシック」に出場し、断トツの成績で優勝した本田真凜(16)。一躍“ポスト浅田真央”として注目を集め、平昌五輪出場を期待する声も高まっている。

 

真凜といえば本田きょうだいの次女としても有名。長男の太一(19)、ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)でブレークした三女の望結(14)、さらに四女の紗来(10)もフィギュア選手というフィギュア一家に育った。

 

「望結ちゃんは女優だけあって、その表現力が真凜ちゃん以上。紗来ちゃんはジャンプ力に恵まれていて、真凜ちゃんが『紗来がシニアに上がってきたら引退する』と言うほどの才能の持ち主です」(前出・スケート関係者)

 

そんなきょうだい4人の総監督が、父親の竜一さんだ。

 

「お父さんは会場でもかなり目立つ存在で、メディアとの付き合いも上手。『今度、真凜が表彰されるから取材に来てよ』とさりげなく子どもの活躍をアピールするなど、マネージャー的な役割も果たしています」(前出・スケート関係者)

 

そして竜一さんが、子供たちに施してきた“英才教育”は驚くべきものだった。彼の著書『本田家流子育てのヒント』(プレジデント社)には、こんな記述がある。

 

《どうすればもっと、子どもたちのもっている“可能性”を伸ばしてあげることができるか、そのために何ができるかと常に考えてきました。(中略)良いと思ったことはどんどん取り入れ、結果が出ることは続けてきました》

 

実際、真凜は2歳から始めたフィギュアに専念するようになるまで、数々の習い事に挑戦してきた。

 

「お父さんはいつも子供たちの習い事に奔走していましたね。車には仮眠用の布団までのせて、朝6 時から日付のかわるころまで送迎していました」(本田家の知人)

 

だが、大変なのはそれだけではない。トップクラスのフィギュア選手を育成するためには、少なく見積もっても年間300万円の費用が必要だと言われている。それが4人も……。なぜ、それほどの費用をかけることができたのか?

 

「実は、真凜ちゃんは超がつくお嬢様。おじいさんが会社を4つも経営しているんです。4社合わせた年商は20億円を超えるといいます。竜一さんが子どもたちの教育に専念できているのは、おじいさんの計らいです。以前おじいさんが『孫たちには年間1人1千万円もかかるんや』と漏らしていました」(祖父の知人男性)

 

この祖父こそが、英才教育を金銭面で支えていたのだ。そして祖母もまた、真凜たちをサポートしてきたという。本誌は京都市内にある祖父母の自宅を訪れた。チャイムを鳴らすと、祖母が取材に応じてくれた。

 

――真凜ちゃんのシニア大会優勝おめでとうございます。

 

「真凜の父親から『優勝できたよ、ありがとう』と報告があって、喜んでいたところです」

 

――平昌五輪への出場も期待されていますが。

 

「出られたら嬉しいですけど、あの子が元気に滑ってる姿を見てるだけで幸せです」

 

表彰台で見せる最高の笑顔が、ここまで支えてくれた祖父母への“恩返し”になることだろう――。

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