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2月12日、競泳の池江璃花子選手(18)がツイッターを更新。白血病と診断され、闘病中であることを明かした。コメントのなかで「私自身、未だに信じられず、混乱している状況です。ですが、しっかり治療をすれば完治する病気でもあります」と戸惑いつつも、前向きな姿勢を見せた池江選手。そんな彼女に各界からエールが送られている。

 

白血病と2度闘病した経験を持つ俳優の渡辺謙(59)は「前を向いて焦らずにしっかり治療に専念してください。祈っています」と激励。フィギュアスケートの宇野昌磨選手(21)も「けがや病気は、周りの人が思うよりも本人がいちばん苦しんでいると思う」と慮るコメントを発表した。

 

そんななか、対照的なコメントをした人物が――。桜田義孝五輪担当大臣(69)だ。桜田大臣は集まった記者団に対して次のようにコメント。

 

「金メダル候補で、日本が本当に期待している選手なので、がっかりしている。早く治療に専念して頑張ってもらいたい。また、元気な姿を見たい。1人リードする選手がいると、みんなつられて全体が盛り上がるので、その盛り上がりが若干、下火にならないか心配している」

 

文脈的に気遣う言葉だったのだろうが、病に苦しむ池江選手へあろうことか「がっかり」という言葉をかけたのだ。さらに「盛り上がりが下火にならないか心配」とのコメントも、「池江の病状よりオリンピックを心配している」としてネット上で非難が殺到。厳しい言葉が投げかけられている。

 

《必死で白血病と戦っている18歳の選手にかける言葉がこれ? 辞めてください》
《大臣としてではなく人として最低だと思います》
《文脈がどうあれ辞任ものだ》

 

これまでも国会答弁で「USBがなにかも知らない」と珍言を繰り出すなど、迂闊な発言で資質を問われてきた桜田大臣。五輪を統括する立場の人間として、あまりにも思慮に欠けた発言だったと言わざるをえない。

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