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「地震があってから、まだ羽生さんから返事はないです。けっこう停電があったり、断水があったりして、大変じゃないかと思っているんですけど……」

 

こう案じるのは、羽生結弦(26)の大学時代に指導教授を務めた早稲田大学人間科学部人間情報科学科の西村昭治教授。

 

’11年3月11日に発生した東日本大震災からまもなく10年を迎えようとしているさなか、東日本がふたたび恐怖に包まれた。2月13日深夜、宮城県と福島県を中心に強い地震が発生した。

 

「宮城県と福島県の一部で震度6強を記録しました。この地震による死者は出なかったものの、停電や地割れが起こる事態となりました」(全国紙記者)

 

羽生結弦 卒業論文が学術誌に異例の掲載へ!担当教授も絶賛
画像を見る 羽生が4歳から通っているアイスリンク仙台

 

昨年9月に大学を卒業した羽生。フィギュアスケートのモーションキャプチャについて執筆した卒業論文は専門性の高い内容からも話題になっていた。

 

今回の地震の少し前、西村教授はちょうどその論文について羽生と連絡を取り合っているところだったという。

 

「羽生さんの論文が今度、学術雑誌に掲載されることになって、その打ち合わせでやり取りをしていました。通常、卒論は掲載しないのですが、羽生さんの論文について知りたいという声も多く、何より出来がよかったので特別寄稿してもらうことになったんです」

 

コロナ禍によって拠点であるカナダを離れ、現在は生まれ故郷である仙台で生活しているという羽生。西村教授は地震が発生すると、すぐにそんな羽生の安否を気遣うメールを送ったという。

 

先の地震後、まだ羽生からのコメントは発表されていない。3月の世界選手権では被災地への思いとともにまた飛翔することだろう――。

 

「女性自身」2021年3月9日号 掲載

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