羽生結弦 入国規制緩和も“本拠地”カナダ帰還の可能性が低い理由
画像を見る 羽生の受け入れ体制は万全なオーサーコーチ(写真:アフロ)

 

■羽生は“1人でモチベーション保てる選手”

 

同じように、フィギュアスケート解説者の本田武史さんも、

 

「たぶん、羽生選手がカナダへ渡ることはないと思います。移動による感染リスクもありますし、感染者増加でカナダがまたロックダウンするかもしれませんから。日本にいるほうが落ち着いて練習できるんじゃないかと思います」

 

一方で本田さんは孤独な練習を続ける羽生の“揺れる心”を慮る。

 

「迷うところですが、僕だったらカナダ行きを選ぶかもしれません。1人の練習で集中力を保つのって難しいんです。コーチやチームメイトと一緒に練習するというのは、モチベーションが高まるという意味で大きなメリットですから」

 

ただ羽生は、「1人でもモチベーションを保てる選手だ」とも。

 

「昨季の彼の演技を見て1人でもここまでセルフプロデュースできるんだということがわかりました。それに今季も、トレーナーとして彼に関わっている方から『すごく練習しているよ。自分で計画を立ててそのとおりこなしている』という話を聞いています」(本田さん)

 

日本か、カナダかーー。羽生は今、究極の選択を迫られている。

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