「社会的に成功していても、家庭内では妻にモラハラをしている、という男性はけっこういます。本来ならお互いに歩み寄って解決するべきところを、自分に自信があるために“お前が気づけよ”“お前が直せよ”といった態度で妻をぞんざいに扱うケースです」
体操界のスーパースターのモラハラ報道を、夫婦問題研究家の岡野あつこさんはそう分析する。
1月14日の記者会見で現役引退を発表した内村航平(33)。会見では後輩たちへ向けて、
「『体操だけうまくてもダメだよ』ということは伝えたい。やはり人間性が伴ってないと」
とコメント。第一線で活動し続けた自身を振り返り、アスリートとしての心構えを伝えていた。
しかしその6日後に発売された『週刊文春』で1歳年下の妻・千穂さんを33キロまで激やせさせた“モラハラ夫”と報じられたのだ。
記事によると内村は、千穂さんに対してたびたび突き放すような態度をとり、千穂さんの手料理を前に「ウーバー頼んだから」と自分だけ牛丼やピザなどを注文することも少なくなかったという。
さらに昨年の11月、体調を崩し幼い2人の娘を連れて実家で静養していた千穂さんに、LINEで〈離婚の意思は変わらないのでとりあえず別居します〉と一方的に通告。千穂さんが家に戻ると、体操関係の愛用品とともに内村は姿を消していたという――。
今回の件について本誌は家族の一人に話を聞くことができた。内村の実母の周子さん(57)だ。
報道によれば、千穂さんは周子さんとの関係にも悩んでいたという。千穂さんは心療内科に通うほど体に不調を感じていたため周子さんとの接触を避けるようにしていたが、昨年の世界選手権の会場で、挨拶をしない千穂さんを周子さんが怒鳴りつける場面があった、と『文春』は報じている。
本誌はかつて内村の実父を取材したことがあった。今回の夫婦危機について聞くために電話をかけると、用件を聞いた実父は、周子さんに代わった。